沿革

当社は黎明期のわが国造船業界で活躍した英国ジョウディーランド(ニューキャッスル近郊)生まれのカナダ人、G.T.R.キャンベルのイニシャティブにより、1968年東京都京橋に設立されました。キャンベルは当時の造船業界にあって、外国船主のニーズを造船会社に仲介するなど、わが国造船業界の成長に貢献、石川島播磨重工(現IHI)のFシリーズ船開発も主導しました。キャンベルは同時に、造船業の進歩には、カーゴ―ギア(荷役装置)を始めとする船舶用機器の開発・改善が必要であると考え、これが当社設立の動機となりました。このキャンベルの考えに共感し当社設立に参画したのが当時石川島播磨の技術者としてクレーンの開発に携わっていた、当社の現会長春日紀重であります。
春日は1993年にキャンベルの永眠後も当社の創業者として経営を牽引し、環境の変化に応じ、クレーンの輸出、クレーン用ブレーキを中心とする産業用ブレーキの開発・製造、港湾関連のエンジニアリングサービス等へと事業を変革、小ぶりではあるが、国際感覚に富んだユニークな企業へと当社を育て上げました。 春日はキャンベルの残した”Faith and Trust”,国際感覚、バランス感覚、やり抜く精神等を経営方針としてきました。

1969年ドイツ、マンネスマン関連会社と仕事を行う中で知り得たのはドイツの小企業でも自社製品を持ちカタログを世界中に配布して製品を輸出していました。この手法を導入しその風土は当社に引き継がれています。

その後船舶機器の開発製造販売及びそのメンテナンスサービスや大型産業用ブレーキの開発製造販売、コンテナクレーン販売その保守サービスを展開しております。

 
1968年

東京都中央区京橋にて創業しました。

1969年

西独マンネスマングループのローマン社の舶用主機関のカップリング、クラッチ、減速機に関する
日本総代理店契約を締結し、以後、当社の仲介で住友重機械㈱がライセンス製造をし、当社は販売を担当,
国内外船舶向けに計350万馬力を超える納入実績につながりました。
そして当社の技術力をさらに高め、主力造船各社や重電各社の取引先拡充に大いに寄与した
またこれを契機に西独との技術交流を深め、当社製品の品揃えをさらに充実することなりました。

IHI Freedom /Fortuneシリーズ船向け艤装品のエンジニアリングを手掛けました。 Fortuneシリーズの新型荷役装置、ハッチカバーを開発しました。

1973年

IHI Friendship/ Freedom MkIIシリーズ舶用ガントリークレーン、ハッチカバー等の開発を手掛ました。

1983年

創業15周年記念 京橋会館で開催しました。

千葉県船橋市にて船橋工場操業開始

1985年

スーパーストップ ディスクブレーキの供給開始

防衛庁(現防衛省)艦艇向け艤装品のメンテナンス事業開始しました。

1993年

スーパーストップディスクブレーキ「IB14」シリーズの供給開始

1996年

コンテナクレーンのサプライサービス開始

名古屋港からコンテナクレーン3台購入してフィリッピンのセブ港及びインドネシアのパンジャン港に移設しました。クレーンを購入し船をチャーターし積込計画、固縛強度計算、保険契約、そして積み込み、卸しと全て初めての経験でした。手探りで情報収集をしながら慎重に実行しました。現在と比べると未熟でしたが無事故で移設を完工したことは実に幸運でありました。

1997年

英国ブリストル港へコンテナクレーン移設

コンテナクレーンサプライ事業3rdプロジェクトとして英国のサッチャー政権による民営化一号である、ブリストル港向けにコンテナクレーン2基とトランスファークレーン2基を納入しました。パナマ運河を通航する長距離輸送でした。ブリストル港到着後にクレーンのレールスパンを拡大する大改造工事を現地で実施しました。このProject で培われた客先との深い信頼関係を築いた経験から当社の社是”Faith and Trust”が一層強化されました。詳細は別途記載予定です。

 

1998年

スーパーストップ ディスクブレーキ「IB30」シリーズの供給開始しました。

2003年

ランナウェイストップ ホイールブレーキ「IWB」シリーズの供給開始しました。

スーパーストップ キャリパブレーキ「ICB」シリーズの供給開始しました。

2005年

福島県白河市にて白河工場が操業開始しました。

2006年

シンガポールにてブレーキメンテナンス事業開始しました。

2011年

ランナウェイストップ レールブレーキ「IRB」シリーズの供給開始しました。

2014年

創業45周年記念パーティを第一ホテル東京にて開催しました。

白河工場拡張(”B”棟)が完成しました。

 

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