展開

ブレーキという終局的安全装置である事に鑑み、開発販売から納品オペレーションサービスにおいて品質の確保に万全を期しております。本項では各ステージにおけるICANの展開をご紹介します。ブレーキはその目的に応じてのタイプ、安全率などの選定が要となります。当社はその選定においてユーザーの状況に応じて的確に相談・支援を行っています。

右は選定の一例として、I-FLEXブレーキディスク（フレキシブルカップリング付)を示します。本機は給脂を要せず、従って油の飛散によるブレーキ力の低下を防ぎ、さらに周囲の環境をクリーンに保てます。またディスクの交換は電動機、減速機を移動することなく可能です。

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品質の裏付け

ブレーキライニング開発時の摩擦材評価

実際的なパフォーマンス評価

縮尺試験片を用いず、実寸の摩擦材を試作して組み合わせ試験をすることで、より精度の高い評価を行っています。

ダイナミック試験装置を採用

ブレーキの制動試験を行う際には、最悪条件下の極限状態の運動エネルギーをフライホイールで再現することで評価試験を行っています。

厳格な評価試験の実施により、信頼性の高い製品を安定して供給

開発～納品までの手順

製作拠点

船橋工場（千葉県船橋市）

大型スラスタブレーキ・ホイールブレーキ・レールブレーキ・ポンプユニットを製作。商業港が近く物流面の有利さから大型材料の調達及び大型製品の出荷・修理品の収容先としての役割を担っています。

白河工場（福島県白河市）

中小型スラスタブレーキ・キャリパブレーキ・電磁ブレーキを製作し、最新鋭の工作機械と加工生産技術により、工作機械の無人運転をしております。量産のための技術・体制を保有しています。

販売体制

豊富な専門知識

ブレーキ選定・技術サポート・据付指導・メンテナンスサポートなどお客様の声に幅広く対応しています。

迅速な対応

開発・製造から販売までを一貫して行っている当社では、エンドユーザーとの対応ができスピーディに対応をしています。

海外への対応

グローバルなニーズに応えるため、海外拠点の設置のほか、現地の条件に応じたフレキシブルなサービス体制を整えています。

日本アイキャン利点

エンジニアリング(engineering)

設計(design)
積極的に先進ITの取込と活用を進めています。サーバ・ワークステーション・構造解析ソフト・3D-CADや有限要素法シミュレータ等も積極的に導入して、品質確保、設計作業の効率化に努め、改革・改善・創造のソリューションを短期間で生み出しています。

開発(development)
製品企画から開発・設計までを全て社内で行い、経験豊富な技術スタッフが日々製品を開発しています。高度な製造スタッフに支えられたプロトタイプをいち早く出来る開発体制を整えています。

営業(sales & marketing)

ブレーキを使用する装置メーカの設計者やエンドユーザからの信頼が厚く、意見をダイレクトに製品開発や設計に反映するため、お客様の生の声に常に耳を傾けています。価格のみならず工場との連系により短納期での対応を実現し、エンドユーザのコスト低減やトラブル防止につながる製品を積極的に提案しています。

サービス(service)

既設コンテナクレーン移設などの高度なエンジニアリングを伴うサービス事業を手がけています。製品販売だけでは得られにくい、エンドユーザ近くに身を置く機会を得られるので、フィードバックされるノウハウが少なからずあります。ブレーキのオーバーホール時に代品対応が可能なため、ユーザクレーンの稼働を止めないようサポートをしています。

製造(production)

工場は定尺鋼材を仕入れて、切断・溶接・機械加工・組立・検査を経て製品に作り上げることが可能です。豊富な製造設備と経験豊かな製造スタッフを有する生産拠点となっています。

経営(management)

経営者がそれぞれの部署やスタッフと常にコミュニケーションを図り、情報を集めることで、経営判断にスピード感があります。